2010年9月12日日曜日

糸電話 天野月子 歌詞

夕凪を抜け出し 醜い雨が降る 
わたしの心から 悲鳴が聞こえる
こんなときあなたは 住み着いた悪魔を 
両腕に抱えて連れ運ぶの

ないものねだりを重ねて 壊してしまった
いくつもの破片繋ぐ糸を あなたは持ってた

その手が その髪が 
わたしを引き止める糸で

行ってはいけないと 越えてはらなぬと 何度も振り向かせた 
緩んだ糸の先で ささやくあなたの言葉が
もう聞き取れないの 濁った景色を 濾過した紙コップ

あなたの指先がかさついた夜には 
耳に当てた紙を少し遠ざけた
わたしの指先が余所見をする時も 
聞こえない声などあるはずなかった

近つきすぎた二人は 気付いてしまった
もう少し離れて歩いて行ける方が 楽だと

その手は その髪は 
躓き転んだわたしを
泣いてはいけないと ひとりじゃないよと 何度も立ち上げてた

緩んだ糸の先で ささやくあなたの言葉が
もう聞き取れないの 濁った景色を 濾過した紙コップ

その手が その髪が 
わたしを引き止める糸で
行ってはいけないと 越えてはらなぬと 何度も振り向かせた

結んだ糸の先で ささやくあなたの言葉は
光にあふれてた 濁った景色を 濾過した紙コップ

http://nicosound.anyap.info/sound/nm7521948

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